2010年05月11日

第5回☆まちなか音楽祭


 まちなか音楽祭が5月22日に行われます♪

 今回は、まちなかダゴスの販売も!!
 http://twitter.com/dagosdelsol



 ◆フライヤーの作成は上記ツイッターのボスダゴスさんです♪
 
 第5回☆まちなか音楽祭

 八代は肥後菖蒲の季節!




 ▼肥後菖蒲のご紹介▼

 肥後人が育て守り続けた門外不出の花、虹のように美しい花をわずか三日で閉じる花菖蒲。

 肥後武士たちはそこに我身を映したのだろうか…

 花菖蒲は、アヤメ科アヤメ属の多年草本で日本、朝鮮、中国、シベリアを原産地とする。観賞に用いられた花菖蒲
 年以前のことといわれている。

 徳川時代には、わが国の幾つかの地方で園芸化の苦心がなされた。
 江戸では、幕府旗本松平定虎が花菖蒲の改良に着手。


 その子定朝におよんで初めて見事な花態の花菖蒲の育成に成功した。
 これが花菖蒲の花祖、
 菖翁・松平左金吾である。このことは、すぐに在府の肥後藩主第12代細川斎護公の耳に入り、公は菖翁に苗の分譲を申し込まれた。
 しかし、菖翁は愛花の精神からなかなかこれに応じなかった。
 そこで斎護公は、藩士吉田潤之助を菖翁に入門させ、ようやく秘蔵の花菖蒲五種を懇望することができた。

 こうして肥後における花菖蒲の栽培は安政の頃に忽然と隆盛に向かった。
 菖翁は苗の分与に際し、花の将来を案じ、
 門外不出、良品種の作出に当たっては江戸と肥後の相互交換等を条件とした。
 このことは現代まで受け継がれ、花連 「満月会」の厳しい盟約の下でその栽培秘法は、一徹なまでに守られた。

 肥後の銘花中、その双璧と謡われた肥後花菖蒲は、花連の絶えざる育種改良によって、
 肥後人士の好む花体を出現するに至った。

 その特徴は、花色の基調が紅、白、藍、瑠璃、紺、紫、鼠の七色および、これらの絞りであり、花型が豊かで大きく、
 花芯は大きく立っている。

 鉢仕立てにより屋内で観賞することが建前である。
 虹のような美しさ、夢幻なまでの美しさをもつ故に三日間の花の命を閉じる厳しさ。

 そこには厳しさと美が真剣に生き交う武士の性根に共通したものがある。

 肥後モッコスの気骨と、門外不出の花として今日まで百四十余年、不滅の火を灯す花の魅力とのドラマは、いまも営々と肥後花菖蒲の里に続いている。


 




Posted by mami at 09:35│Comments(0)
 
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